三毒まみれは身を滅ぼす。慈悲の心を広げよう。 [住職日梵より]

風邪の症状も落ち着き、昨日は午後から久しぶりに来客を迎えました。アレコレ話していたら午前1時を回り(笑)「一得一失」の精神や徳積みの話など、有意義に時を過ごせました。彼曰く「最近人と接する機会が極端に増えたが、単なる世間話のようなことでも妬みエネルギー満載のアプローチをされることが多い。そんな人生つまらないはず。もっと些細な喜びを膨らませて生活する方が楽しいはずなのに」と。
自らの幸不幸を他者と比べて判断する。ああ三毒まみれ。

Facebookを控えていた友人がいる。旅行などに行って投稿をすると、必ず「えーご身分やな。時間あって羨ましいわ」と言われるという。冗談だとわかっていてもいい気分ではない。

拙僧が敬愛してやまない『男はつらいよ』の寅さんのエピソード。おいちゃんおばちゃんへ日頃の感謝のために、博とさくらが思い切って九州旅行を企画する。さあ出発!そんな時タイミング悪くふらっと寅が帰ってくる。すったもんだあって結局一人留守番を任され若干スネ気味だった寅だが、その本心は違う。帰りを待つ寅。劇中でこう言った。

「そのときの、この迎える言葉ってのが大切だな!」
「あ、お帰り疲れたろう?さあ、上がって上がって」ねー!

熱い番茶に、
ちょっと厚めに切った羊羹のひとつも添えて出す。

ホッと一息いれたところで、
「風呂が沸いてますよ」っと手を差し出す。

長旅の疲れを、すっと落とす。出てくる。

心のこもった昼飯が待っている。ねー!
温かいご飯!しゃけの切り身 山盛りのお新香 
「どうだい、旅は楽しかったかい…?」
たとえこれがつまらない話でも「面白いねー」って
聞いてやらなきゃいけない。

長旅をしてきた人は
優しくむかえてやらなきゃナー」 日梵
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